今改めて感じる、「マクロス」シリーズの音楽の斬新さ。

音楽

こんにちは。
先日、夫のトーノ君から風邪をもらいまして、現在じりじりと良くなってきている状態です。
皆様お気をつけください……本当に。

さて、おそらく年内最後の投稿となる今回の記事では、アニメ「マクロス」シリーズの音楽について書こうと思います。

『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018 歴代アーチスト/クリエイター証言集』の奇跡。

「マクロス」シリーズの音楽について語るとき、まずはこの本をおすすめしたい。

税込4,100円超えというとんでもない価格の本ですが、「マクロス」シリーズの音楽に興味関心のある方なら、きっと読んで損しないだろうと感じる、濃い内容です。
ボリュームがハンパない。

というのも、タイトルにあるように、「マクロス」シリーズの音楽に関わったアーティスト・クリエイターたちの貴重な証言がたっぷり載っているため。
それも、2018年までに制作された全ての「マクロス」シリーズの、です。

「マクロス」シリーズの作品のうちどれかが好きという方であれば、きっと楽しんで読めると思います。
そしてできれば、他の作品についてのインタビューも読んでみてください。
きっと、その作品も見たくなってくるはず。
そんな本なのです。

私は「マクロスF(フロンティア)」「マクロスΔ(デルタ)」を実際に見たことがあって興味があり、この本を購入して読んだのですが、全ての「マクロス」シリーズを見てみたいと思いましたもん……
そして実際、音楽については、いくつかの作品の曲を聴く機会に恵まれました(後述のCD)。

実は、この本を通して読もうと決意したのは、プロローグに書かれている佐々木史朗さん(フライングドッグ代表取締役社長)のこの文章を読んでからです。

『マクロス』シリーズはある意味で、とても罪作りな作品です。(中略)
歌姫(男性もいますが……)と呼ばれる人たちに重いものを背負わせてしまったのではないかという気持ちはずっと持ち続けていて、本書は自分としてはある意味、贖罪のようなものだったりもします。

(『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018 歴代アーチスト/クリエイター証言集』P.002『プロローグ』より抜粋)

「マクロス」シリーズを見る中で薄々感じてきた、歌姫役を担うアーティストが背負う重いもの。
それをアーティストご自身がどう感じているのか、知りたかった。
だから私はこの本を通して読みました。

そして、アーティストの思いはもちろんのこと、「マクロス」シリーズの影響の強さや音楽への真剣な取り組みについても知りました。
この本の重さは、内容の重さだと半分信じてやまない私です。

『MACROSS SONG COLLECTION 2002』で知った、「マクロス」音楽の斬新さ。

『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018 歴代アーチスト/クリエイター証言集』を読み、「マクロス」シリーズ全般に興味を持ったところで知った、2019年開催のマクロスクロスライブ。
応募したところめでたくチケットが当選したので、予習をかねてレンタルしたのが、『MACROSS SONG COLLECTION 2002』というCDです。

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レンタルショップで偶然見つけて、「いろんなシリーズの音楽が入ってるんだ〜、お得だなあ。借りてみようかな」と軽い気持ちで借りてきたのですが、これがすごかった。

まず、収録されている「マクロス」シリーズの数がすごい。

  • TV版「超時空要塞マクロス」
  • 劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」
  • OVA「超時空要塞マクロスⅡ -LOVERS AGAIN-」
  • OVA「MACROSS PLUS」
  • TV版「マクロス7」
  • 劇場版「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」
  • OVA「マクロス ダイナマイト7」
  • GAME「MACROSS DIGITAL MISSION VF-X」
  • GAME「MACROSS VF-X2」
  • GAME「MACROSS M3」

これらの作品の代表的な曲が収められています。
CD2枚組で聴き応えがありますよ〜。

「超時空要塞マクロス Ⅱ」で発揮された、鷺巣詩郎さんの才能。

何回か聴いているうちに感じるようになったのが、それぞれの「マクロス」シリーズの音楽の斬新さ。

特に、(おそらくシリーズ中でもかなりマイナーな方だと思われる)「超時空要塞マクロス Ⅱ」の音楽が、意外といいんです。

2億年前のように静かだね
金子美香
2002/12/04 ¥250

de・ja・vu~そばにいて
金子美香
2002/12/04 ¥250

もういちど Love You
笠原弘子
2002/12/04 ¥250

約束
笠原弘子
2002/12/04 ¥250

「超時空要塞マクロス Ⅱ」の作曲を手がけられたのは、「新世紀エヴァンゲリオン」(以下、『エヴァ』)などのサウンド作曲で有名な、鷺巣詩郎(さぎすしろう)さん。
このCDに収められている4曲を聴いていると、彼の音楽の独自性や斬新さ、それでいて心の琴線に触れてくる繊細さなどを堪能することができます。

「エヴァ」シリーズの音楽やMay’nちゃんが歌う歌(『シンジテミル』)を聴いて、鷺巣詩郎さんの音楽は斬新だと感じていたのですが、やはりすごかった。
メロディーラインが予想のつかないところに飛んでいったりするのですが、それでいて音楽として破綻していない。
イントロが独創的かつ印象的。
そして鷺巣さん独自の楽器構成の美しさやアヴァンギャルドさも感じられます。

「超時空要塞マクロス Ⅱ」の音楽、ぜひ多くの方に聴いてみてほしい。
隠れた名作だと思います。

「マクロス」シリーズの異なる世界観。

CDの1枚目には、OVA「MACROSS PLUS」までの音楽が収録されています。
つまり4つのシリーズの音楽が1枚のCDに収められているのですが、通して聴くとそれぞれの違いがくっきりと鮮やかに立ち上がります。
そこから見えてくる世界観があまりにも違う。

しかしそれらを「マクロス」シリーズとして包括してしまえる懐の深さも不思議とあって、「マクロス」シリーズの音楽の特異さを感じます。

それぞれのクリエイターが手がけられた楽曲の素晴らしさももちろん感じますし(羽田健太郎さんや菅野よう子さんなど)、異なる世界観を持つ上質の音楽としても楽しめます。
正直、アニソンという枠には収まりきらない楽曲たちです。
もし、「アニソンだから」と敬遠している方がいらしたら、だまされたと思って一度聴いてみてほしい。
あなたの知らない世界が、きっとそこにはあります。

“After,in the dark ~ Torch song”
Gabriela Robin & 山根麻衣
1994/10/21 ¥250

まとめ。今改めて感じる、「マクロス」シリーズの音楽の斬新さ。

まだまだ知らない楽曲が多く、映像として見たことがある作品も少ない「マクロス」シリーズ。
個人的に、「機動戦士ガンダム」と並び、死ぬまでに一度は見ておきたいシリーズです。

今回ご紹介した本やCDはその世界の一部に過ぎませんが、「マクロス」入門にも適していると思います。
興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。

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ではでは(^^)/

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