頑張りすぎなくてもいいんだよ。優しく穏やかな『タオ 老子』の世界。

こんにちは、お久しぶりです。

お元気ですか?
私は家で過ごすストレスがたまってきて、ときどきうつ状態になります(^^;)
無性に悲しくなって涙が出たり、やる気が出なくなったり。
でも、その状態がずっと続いたりはしないので大丈夫。

「頑張れ」と言われ続け、頑張り続けると、人間は壊れます。
ずっと頑張るなんて、そんなの無理。
今回は、息抜きにもなる本『タオ 老子』をご紹介しますね。
文字も比較的大きく、読みやすいですよ。

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ヨヨチューさんのブログを見て思い出した、老子の思想。

敬愛する代々木忠(ヨヨチュー)さんの、2020年4月10日のブログ記事がこちら。

アーカイブス083 がんばらなくていいんだよ : 週刊代々木忠
 孔孟の教えと老荘の教えは、よく対照的だといわれる。大雑把にくくれば、孔孟は「上昇志向の自己実現タイプ」である。あらかじめ目標を設定し、そのための計画を立て、努力するのがよく似合う。 明治維新、近代日本の幕開けから、太平洋戦争の敗北を経て高度経済成長を遂

この記事では老荘思想について触れられています。

とりわけ世の中がイケイケの時代、「知や欲を働かせず、無為自然に生きることを良しとした」老荘の教えは、どこか敗者の論のように見られたりもしてきた。
(中略)
僕が好んで老荘思想の本を読みあさっていたのも、AV業界がイケイケの時代である。

 イケイケなのに、なぜ孔孟ではなく老荘だったのか……。ひと言でいえば、もともと努力があんまり好きじゃないからだ。それに加えて、子どもの頃から社会が敷いたレールからはみ出た所でずっと生きてきた。孔孟思想は「社会の中で何をすべきか」といった社会性が色濃い。僕にしてみれば、もともとそこは目指してないのだ。それにひきかえ老荘思想は、社会からあぶれた自分もなんだか肯定された気がして、心地よかったのである。

(『週刊代々木忠:アーカイブス083 がんばらなくていいんだよ』より)

このブログを拝読して思い出した。
高校生から大学生の頃、老子の思想について個人的に勉強したことを。

老子の思想について学んだきっかけは、当時流行していた『封神演義』。
もう大好きで大好きで……!
漫画や小説を何回も読みました。

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『封神演義』のキャラクターやストーリーも大好きなのですが、何より道教という思想に興味を持って、いろいろな本を読みあさっていました。

当時は抽象的すぎて意味がよく分からないところも多かった老子の思想。
時はたち結婚して、ヨヨチューさんの著書を読んだりヨガをしたりする中で、老子の思想を自然と理解できるようになっていました。
理解するというか、体に入ってくるという表現の方が合っているかもしれません。

こちらの記事で触れた「セックスでの悟り」を体感した方なら、老子の思想について理解しやすいのではないかと思います。

老子の思想やヨガ、そしてヨヨチューさんの考え方って、思想が生まれ育った国こそ違いますが、どれもよく似ていると思っています。
また、マインドフルネスも同じようなものかもしれません。

オーガズムを体感した方が語る「白い世界に漂う感じ」。
また、ヨガで得られる「もう一人の私」の視点。

これらはマインドフルネスで得られる感覚とよく似ているようです。

オーガズムやヨガによって変わる価値観が、老子の思想への理解を生む。

ではなぜ、「セックスでの悟り」を体感したりヨガを習慣にしたりすると、老子の思想を受け入れやすくなるのか?
それは、オーガズムやヨガによって価値観や視点が変わるからだと私は思っています。

もう少し突き詰めると、変わる前に信じていた価値観がお金や社会的地位だったとしましょう。
これは、ヨヨチューさんのブログで言うところの「孔孟」の価値観。
ところがオーガズムやヨガによって価値観が変わると、「無為自然に生きること」に重きを置くようになります。

また、視点が変わると、いろいろな立場や時間軸から物事を捉えられるようになります。
その結果、自由で柔軟な考え方ができるようになる。
これもとらわれない「無為自然」と重なります。

いろいろな時間軸から物事を捉えることは、「人間万事塞翁が馬」という言葉とも関連していると思っています。
「人間万事塞翁が馬」は私の好きな言葉の一つでもあります(^^)

人生は「ご縁」でできている。生きてきて実感している言葉たち。
こんにちは。 人生で出会うものにはご縁がある、逆をいうとご縁のないものには出会えないというのが私のひそかな信条です。 今回は、私が3...

この「無為自然」=「道(タオ)に従って生きること」こそが老子の思想の根幹と言えます。

『タオ 老子』の平易な文章から伝わる、老子の思想。

今回ご紹介する『タオ 老子』は一般的な老子の解説書と異なっています。
この本は、著者である加島祥造さんが『老子』(原典)の英訳を読んだ上で、英語を日本語の詩に意訳しているのです。
そのため、学問として老子の思想を学びたい方には向いていないかもしれません。

ただ、この本の文章はとても読みやすく、だからこそ老子の思想が体に入ってきやすい。
例えば、第六三章の最初の部分を抜粋してみます。

「無為」――為スナカレ
これは何もするな、ってことじゃない。
餘計なことはするな、ってことだよ。
小知恵を使って次々と、
あれこれの事を為スナカレ、ってことだよ。
私たちが手を出さなくとも、
タオの力が働かしてくれるからだよ。
(後略)

(『タオ 老子』第六三章「小さなうちに対処するんだ」より抜粋)

いかがでしょう。
『老子』を漢文で読んだことのある方からすると、「平易な文章だな」「これは意訳だな」と感じられるかもしれません。

この本には81の章が掲載されています。
通読しても良し、パラパラとめくって目にとまったところから読むのも良し。
どこを読んでも、老子の思想がじんわりと伝わってきます。

イケイケになれないからこそ、老子の思想にどっぷりつかる。

話を戻しますね。

ヨヨチューさんは老子の思想をイケイケとは対極のものとして位置づけていました。
現在、「なかなかイケイケになれない」「頑張りすぎて疲れた……」という方も多いのではないでしょうか?
イケイケになれないときや疲れたとき、老子の思想は私たちを優しく穏やかに包み込んでくれます。
「頑張りすぎなくていいんだよ」と。

疲れたときにどっぷりつかれる優しさ、それが老子の思想です。
『タオ 老子』、おすすめですよ(^^)/

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